企画・プロデュース
TOKU(Flugelhorn and vocal)
日本唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー。ジャズの枠を超えた幅広い音楽性から、プレイヤーだけでなく作曲なども手掛ける。近年では欧州・米国・アジア各国で様々なアーティストと共演し、 ライブやイベントに出演。国内外で本籍Jazz、住所不定のTOKU ならではの活躍を続けている。
とある一軒家に集まってきたのは
JAZZ、R&B、POP…と、関わってきた音楽も背景もさまざまな音楽家たち。
1日限りのセッションで
「家」を想いながら、ゼロから楽曲を生み出していく。
filmbumの中でもひときわ異彩を放つ作品が完成した。作品を手掛けたのは、世界で活躍するヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー・TOKU。
2000年にデビューしたTOKUは、ヴォーカルとフリューゲルホーンの深く柔らかな音色を融合させた独自の音楽スタイルを確立し、一躍日本のジャズトップシーンの仲間入りを果たした。
そんな彼が手がけた本作品は、「TOKUらしさ」が溢れたものとなった。音楽×映像というと、ミュージックビデオなどを思い浮かべる方も多いだろうが、この作品は違う。「音楽家たちが、一つの楽曲を作り上げるまで」を映した、ドキュメンタリー作品なのだ。実際に、作中の楽曲はこの映像の撮影の際に作られている。
さらに、出演者は撮影時に初めて顔を合わせており、事前練習などはしていない。演奏に関しては1発録りに拘わり、編集や業界用語でいうところのパンチインやダビングなども一切行っていない。
本当に、撮影日のたった1日で、即興で音楽を作っていくさまを映しているのだ。
メンバーは、TOKUと20年来の付き合いであり、本作品のプロデュースを手掛けるギタリストの田中義人。そこに、父親がボーカルグループ「Take 6」のメンバーであり、自身もシンガーであるクロエ、国内外の数々の著名アーティストと活動を行ってきたドラマーの沼澤 尚(Dr)、森 俊之(Key)が参加。なんとも豪華なメンバーが集まった。
そして彼らに、より自然に、自由に曲作りに没頭してもらえるよう、撮影の仕方も工夫した。家の中には10台もの定点カメラを置き、撮影中は完全に出演者のみの空間に。
そのため、作中のメンバーの表情は自然で、リラックスした雰囲気が伝わってくる。そんな空気感を感じることができるのも、この作品の見どころの一つとなっている。
作品制作のきっかけは、LIFE LABEL&Doliveによるラジオ番組「What’s New Fun」。MCを務める林がTOKUのファンでもあり、熱烈オファーによりコラボレーションが実現した。
企画は、「家を舞台に」というfilmbumのコンセプトに加え、「歴史の継承」というテーマを盛り込みたい、というTOKUの思いからはじまった。自身がJAZZプレイヤーであり、JAZZというジャンルが古くからの歴史を持つ音楽であることから生まれた発想だ。
そのアイデアをベースに会話を重ねていくうちに、継承の先に生まれる「新しいもの」への思いが重なっていった。そして、さまざまなバックボーンを持つメンバーが集まる、音楽のジャンルを超えた作品「Music is Home」が完成した。
この作品の大きな見どころは、やはり楽曲であることは間違いない。
実は「Music is Home」は作品名であり、曲名でもある。この曲名には、「目まぐるしく変わっていく今の時代に、勇気や希望を与えるものを作りたい」という彼らの思いと、ほっとできる、帰る場所としての「家」が表現された、心地よい楽曲となっている。
また、ドキュメンタリー作品としても見逃せないポイントはたくさんある。一度見れば感じていただけると思うのだが、世界で活躍するプロたちが集まると、すぐにこんな素晴らしい音楽ができてしまうのか!と、とにかくそのスピード感と完成度の高さに驚いてしまうのだ。
だが、TOKUと田中は、とにかく「楽しんでいる様子をみてほしい」と語る。というのも、彼らほどのプロになると、自由に音楽を作る場面はなかなかない。さらに今回は一軒家での収録。「家に集まって皆で音楽を作る」という環境も相まって、楽しみながら音楽を作ることができたという。
そんな彼らの言葉通り、難しいことは考えず、メンバーの生き生きとした表情に注目してほしい。心に訴えかける本作品、ぜひご覧になってみては。
MEMBER PROFILE
TOKU
Flugelhorn,Vocal
日本唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー。
2000 年にアルバム”Everything She Said” でソニー・ミュージックよりデビュー。 当時から注目を集め、その年の8月には早くもブルーノート東京に出演。一躍日本のジャズトップシーンの仲間入りを果たした。ジャズの枠を超えた幅広い音楽性から平井堅、今井美樹、大黒摩季などのアルバムに作曲家、プレイヤーとしても参加している。
2008 年発売のアルバム「Love Again」では初のDust Song としてEXILEのATUSHI を迎え収録。2011年には東日本大震災直後に行われたシンディー・ローパーの国内ツアーに参加するなど、まさに本籍Jazz、住所不定のTOKU ならではの活躍を続けている。 近年では欧州、米国、アジア各国と様々な国の音楽やアーティストと共演。2020 年にフランスでレコーディングを敢行したアルバム「TOKU in Paris」をフランス、日本の2 ヶ国で発売し、国内外と活動の場を広げている。
公式サイト
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田中 義人
Guitar, Soundproducer
東京カリ〜番長ギター主任.
1973生まれ、1997年札幌より上京。1999年Monday Michiruのバンドに参加。
2000年に大沢伸一のソロプロジェクトMondo Grossoに参加し、傑作アルバム「MG4」の「LIFE feat. bird」「MG4BB feat. TANIA MARIA」などを共作。アメリカ、ヨーロッパなど25ヶ国でリリース。
サウンドプロデューサーとしては大黒摩季、中島美嘉、森山直太朗、スガシカオなどと活動しているほか、ギタリストとしてはアイナジエンド、ケツメイシ、秦基博、宇多田ヒカルら数多くのアーティストの演奏に参加。特にケツメイシの『夏の思い出』をはじめ様々な楽曲での演奏は高く評価されている。2005年の森山良子US Tourではサックス奏者の故Michael Breckerと共演した。
アーティスト活動は2013.2月に初のリーダーアルバム「THE 12-YEAR EXPERIMENT」、2018.8月4日には4曲入りのEP「Smells Like 44 Spirit」をリリースし、Spotifyバイラルチャートで1位を獲得。ミュージシャンのソロ作品としては異例の数字を記録した。
無類のスパイス、カレー好き。フードカルチャー誌『RiCE』への執筆活動や、二子玉蔦屋家電で水野仁輔氏と対談するなど、スパイス活動も多岐に渡る。
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Instagram カレーアカウントSpiceDub
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Chloe Kibble(クロエ キブル)
Vocal
父親がグラミー賞を何度も受賞している「Take 6」のメンバーであり、その影響で幼少期から多くのゴスペルやジャズを聴いて育った。日本に移住する前は、ニューヨークで毎週行われていたR&B/Hip Hop/Soul系ジャムセッションにおいて、「Honey Trap」というハウスバンドで出演。日本ではソロプロジェクトのほか、「MIYAVI」「高岡早紀」「SEKAI NO OWARI」などのバックコーラスやTVCMのボーカル、「パジャマで海なんか行かない」というバンドなどでプロ活動をしている。2023年には、初のオリジナル曲のEPをリリース予定。
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沼澤 尚
Drums
1983年大学卒業と同時にLAの音楽学校P.I.T.に留学。JOE PORCARO、, PALPH HUMPHREYらに師事し、卒業時に同校講師に迎えられる。2000年までLAに在住し、CHAKA KHAN、, BOBBY WOMACK、,AL.McKAY&L.A.ALL STARS、,NED DOHENY,SHIELA E.などのツアー参加をはじめ、数々のアーティストと共演しながら13CATSとして活動。2000年に帰国後は数えきれないアーティストのレコーディングや/ライブに参加しながらシアターブルック、blues.the-butcher-590213、OKI DUB AINU BAND、NOTHING BUT THE FUNK、Koji Nakamura、河村隆一、The Timeless Nation-小沼ようすけ+Kai Petite+沼澤尚、加山雄三、臼井ミトン、大貫妙子、スガシカオ&The Family Sugarなど様々なシーンで活躍するドラマー。
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森 俊之
Key
大阪府出身。ピアニスト、キーボーディスト、作編曲家。井上陽水、スガシカオ、小沢健二、Mr.Children、椎名林檎、宇多田ヒカル等、あらゆるアーティストの音楽制作及びライブにおいて、ピアニスト、キーボーディスト、アレンジャー、コンポーザー、サウンド・プロデューサーとして携わる。またNothing But The Funk、The Sun Paulo、C.C.King等のバンド及びユニットに参加。その活動は多岐にわたる。石井岳龍監督による映画「蜜のあわれ」「パンク侍斬られて候」の音楽を担当。ジャンルやスタイルを飛び越えた独自の音楽性、トラック・メイキングから管弦楽のスコア・ライティングまで、その振り幅の広さと個性的なサウンド・キャラクターには定評がある。
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日本唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー。ジャズの枠を超えた幅広い音楽性から、プレイヤーだけでなく作曲なども手掛ける。近年では欧州・米国・アジア各国で様々なアーティストと共演し、 ライブやイベントに出演。国内外で本籍Jazz、住所不定のTOKU ならではの活躍を続けている。
2022年より「LIFE LABEL RADIO」から「What’s New FUN?」へ。 今までにない住宅の考え方を提案するレーベル「LIFE LABEL」と 住宅の新しい視点をつくるメディア「Dolive」のディレクター林哲平が様々な分野で活躍するゲストを招き、人生の「New Fun」について考えるラジオ番組。 インターFMにて毎週日曜夜8時からOA。
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