19回大阪アジアン映画祭受賞作『オン・ア・ボート』2025年2月14日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて公開決定!
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Kan Sanoが音楽を担当 CMディレクター・ヘソ映画初監督作品
本年の第19回大阪アジアン映画祭・芳泉短編賞スペシャルメンションを受賞し、渋川清彦、松浦りょう、山本奈衣瑠ら銀幕に愛される俳優陣が出演した、短編映画『オン・ア・ボート』(ピラミッドフィルム)が、2025年2月14日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて劇場公開されることが決定!この度、推薦コメントが解禁!
<作品情報>
「オン・ア・ボート」
憧れのマイホーム。歳上の夫との静かな新婚生活。
女が望んで手に入れた「今」が、「あの頃」の友との再会で揺らぎ始める。
ボートとは。結婚とは。そして自由とは何かー。
多様な価値観や人生が受容されようとする今、あえて古典的な「歳の差婚」を描くことで現代の結婚や家族の本質に迫ろうとする『オン・ア・ボート』。
32分の短編ながら、笑い・緊張・怒り・歌・衝撃と起伏に富んだ物語で観客の心を揺さぶる本作は、第19回大阪アジアン映画祭、第23回ニューヨークアジア映画祭などで上映され話題を集めた注目作。この度待望の劇場公開が決定した。
出演者/監督より歓喜のコメント
& 五十嵐耕平監督ら総勢12名からコメント到着!
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劇場公開が決まったとの事、大変嬉しく思います。彼女の本心と、対外的な視点で自身を見つめる思い。 その狭間を揺れ動く彼女の脆さを表現する事は決して簡単な事ではありませんでした。しかし、彼女を演じた事で、自分自身との新たな出会いがあり、その経験は自分にとって大きな出来事でした。繊細で美しい描写が大きなスクリーンだからこそ際立つ、本作の魅力を感じていただけたら幸いです。劇場でお待ちしております。
松浦りょう(高橋さら役)
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“愛し合う”とは何だろう。愛って色んな場所にむけた愛がある。特定の誰かに向けた愛、過去の自分の時間たちに向けた愛、今目の前に存在しているものへの愛。その愛はしかも形や色を変えてくる。”愛し、合う”って何なの?。広い海にポツンと浮かぶ立派な船の様な一軒家。On a Boat。広い海に一つ。この間取りに収められた いくつかの愛。皆様に是非目撃して頂きたいです。そして本作はヘソ監督初の短編映画。一人の人間が映画を作りたいと思い進み続けた時間の長さ、この日までの道のりは到底普通では無いという事、その過程に参加出来た事、監督の一ファンとして凄く感慨深く感じます!わーい!!
山本奈衣瑠(鈴木えだまめ役)
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わかりやすい物語とわかりづらい感情やニュアンスが共存する本作が実現したのは、ひとえに超一流の俳優陣のお陰です。さらに、素晴らしいスタッフと関係者の皆様に恵まれ、幾重にも重なった幸運の末に、劇場公開へ辿り着くことができました。感謝と感動でいっぱいです。人生のどんな時も、人との繋がりを思い出させてくれた映画館という場所で(しかも新たな文化の聖地『K2』で!)いろんな方に「オン・ア・ボート」を観て頂けるのが楽しみでなりません。
監督・ヘソ
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何より心動かされたのは渋川清彦さん演じる高橋忠の華麗な平手打ちのされ方。あぁ美しいな、と平手打ちされている人間を見て感じるとは思わなかった。いくら結婚したって一人の人間のことを理解するなんてできない。理解し得ぬ者同士が共に生活していく事の困難。みんな自分の事だってよくわからないのに。
五十嵐耕平 / 映画監督、『SUPER HAPPY FOREVER』監督
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俳優の演技は最高水準、カメラのピントは常に彼らに合っている。なのに、モザイクのようにぼかされた家が徐々に存在感を増し、人間を飲み込んでいく。本当に見せたいものを隠しつづける本作の映像は、不気味さを漂わせながら、家族愛の正体をスクリーンに大胆に晒す。
ヘソ氏は、“恥ずかしがり屋の露出狂”にちがいない。
串田壮史 / 映像作家、『初級演技レッスン』監督
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一晩の一軒家で、冒険と諦めを体感する。2人が見た海を私も見た気になる。
どうしたらこんな作品が作れるかな、羨ましい。ずっと前に観たのに、いつまでも余韻ある映画。
日下玉巳 / 俳優・映画監督、『冗談じゃないよ』監督
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3人の登場人物がボートにいるような、撮影・演出で緊張感が溢れて、観客の私が最後までずっとハラハラドキドキしながら『オン・ア・ボート』を観ました。「ボートって何?」私たちの生活も、もしかしてこの夫婦と同じじゃないか?と思わせてくれて、自分も不安になり、くすぐられる気持ちで、早く誰かに語りたい映画でした。女性同士で一緒に観にいくのがおすすめです(笑)
蘇鈺淳 / 映画監督、『走れないひとの走り方』監督
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懐かしい空気を吸った気がした。ハエを包む音も、グラスがぶつかり合う音も。
女同士が躊躇なく肌を重ね合う柔らかさに、羨ましさや自由さを感じてしまうのは、夫としての地位を確立した男の置いてけぼり感が、まるで互いにボートを漕ぐように、妻との、もう1人の他者から、そのリズムのアンバランスさに、三角形の亀裂が入る。煌びやかな夜を、ピタリと止める出来事に、妻の謎めいた目線のカットは、結婚生活の暗示を、不服にもオカシミと、狂気さ、を想像させた。
松林麗(女優・松林うらら) / 映画監督・映画プロデューサー・女優、『ブルーイマジン』監督
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夫婦とマイホーム。侵入してくるハエ。久しぶりの友達。招かれざる客たちの宴。ふたりの思い出を乗せたボートは進む。ラストシーンは思わず笑ってしまいました!“ヘソ”という新たな映画作家の名前を覚えておくことを強くオススメします。
倉本雷太 / 映像ディレクター、『恋愛奇譚集』監督
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夫の楽園に土足で踏み込み、妻の心の扉を開く訪問者。先に爆発するのは夫か妻か……。透明でひりひりとした空気感の漂う映像を浴びながら、「結婚生活は忍耐」という言葉が何度頭をよぎっただろう。しかし二人は勇気と愛を持ってある道を選ぶ。その決断を祝福するかのようなラストシーンが、しみじみと美しかった。
笹 公人 / 歌人
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やっと手に入れたマイホームで巻き起こるルールとマナーとモラルと自由のせめぎ合い。
スリリングな展開が最高でした。自由ってなんだろう・・・。
田中佐知彦 / 映画プロデューサー、『とりつくしま』プロデューサー
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忘れられない1日が永遠と繰り返されているような夜。冷たい食器の音が音楽の一部のようでくらくらする。家の周りはすでに海なのかもしれない。心を探る美しさと狂気。何度でもこの感覚を味わいたくなる。
東かほり / 映画監督、『とりつくしま』監督
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<あらすじ>
郊外の一軒家。専業主婦になったばかりの高橋さらと、ひとまわり歳上の高橋忠は、会話こそあまり噛み合わないが、穏やかな新婚生活を過ごしている。そこへお祝いにやってきた、さらの旧友・鈴木えだまめ。家の前でタバコを捨て、冷蔵庫を開き、勝手に自分の友人を招き入れ・・・そんな自由すぎる彼女の振る舞いに、神経質な忠はフラストレーションを溜めていく。一方さらは、かつてと変わらぬえだまめの様子に忘れかけていた「あの頃」を思い出し、忠に苛立ちを感じ始めー。
<スタッフ / キャスト>
監督・脚本:ヘソ
出演:渋川清彦 松浦りょう 山本奈衣瑠 中尾有伽 和田紗也加 杏奈メロディー
撮影:Daniel Lazoff
編集:佐々木幸
音楽:Kan Sano
照明:嶋田陽介 新部貴之
美術:秋葉悦子
録音・ミックス:Edan Mason
衣装:渡辺慎也
ヘア・アンド・メイク:髙千沙都
カラリスト:亀井俊貴
エグゼクティブプロデューサー:林哲平 プロデューサー:依田純季
アートディレクター:白石卓也
宣伝美術:小田原愛美
製作:LIFE LABEL Dolive
制作会社:株式会社ピラミッドフィルム
2024年 / 日本 / 32分 / 16:9 / カラー / ステレオ 配給:株式会社ピラミッドフィルム ©️2024 PYRAMID FILM INC.
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